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ベリル族の宝石に与えられた、たくさんの美しい名前

こんにちは、サンコーです。

　

令和フィーバーに沸いたゴールデンウィークも終わってしまいましたね。

皆さまはどこかへお出かけされましたか？

　

サンコーは令和も元気いっぱい営業しておりますのでよろしくお願いいたします！　

　

今日は新緑の季節にぴったりの爽やかな記事をお届けします♪

深く澄んだグリーン、エメラルドの魅力

言わずと知れた、5月の誕生石エメラルド。

　

深くて透明な緑色のものがそう呼ばれますが、エメラルドにはほかにもたくさんの仲間たちがいるのをご存知でしょうか？

エメラルドは“ベリル族”

エメラルドはベリル族という石の仲間です。

　

ベリル族の石の和名は「緑柱石」という通り、柱の形で大きくなる鉱石です。

　

その中でも微量のクロムやバナジウムが入ることによって、あの濃い緑色のエメラルドが生まれるのです。

　

では別のものが含まれると、ベリルはどんな色になりどんな名前で呼ばれるのでしょうか？

淡い水色の緑柱石は…

淡い水色の色合いが美しい、まさに「海の水」を意味する宝石…

　

そう、「アクアマリン」もエメラルドと同じベリル族の石なのです。

　

アクアマリンはエメラルドと違い、微量の鉄を含むことによってこのような色合いを生んでいます。

　

同じ緑柱石でも、生育条件がエメラルドに比べ穏やかな環境で育つため、かなり大きな結晶でも不純物が少なく透明なものが多く産出しやすいのが特徴です。

さらにアクアマリンには別の呼び名があります。

　

暗い照明下でより高く輝くことから「夜の宝石の女王」という愛称や、

かなり濃い色のアクアマリンは産地名をとって「サンタマリア・アフリカーナ」というコマーシャルネームも持っています。

　

どちらもとても素敵な名前ですよね！

さらにこんな宝石も緑柱石の仲間です

カラーバリエーションが多い宝石と言えばコランダムやトルマリンが有名ですが、実はベリル族だって負けてはいません。

こちらはレッドベリル。ビクスバイトとも呼ばれます。

　

小さなカットでコレクター向けに細々と産出はされていましたが、近年ユタ州のワーワー地区で宝飾用サイズの石が出てきたことで「レッドエメラルド」の愛称で呼ばれ、一躍人気の出たお石です。

ピンク色のベリルも

レッドベリルまでいかない、淡いピンクの緑柱石はモルガナイトと呼ばれます。

　

以前は見た目のままピンクベリルと呼ばれ流通していましたが、1911年ごろに熱心な宝石愛好家であるJ・P・モルガン氏にちなみモルガナイトという名前が付けられました。

　

この優しいピンク色は、マンガンを含むことに起因するものです。

金色のベリルもございます

ベリルに3価鉄イオンが含まれることによって、金色または黄色のベリルが生まれます。

　

見た目のままイエローベリル、またはゴールデンベリルと呼ばれることもありますが、「ヘリオドール」という名前も持っています。

　

ヘリオとはギリシャ語で「太陽」を表す「ヘリオス（Helios）」、そして「贈り物」を意味する「ドロン（Doros)」を組み合わせた造語であるようです。

　

太陽のように美しく輝くことから「太陽の贈り物」と呼ばれるなんて素敵ではありませんか…！

めくるめく宝石の世界

その他ベリル族にはキャッツアイ効果の出るものや、スター効果のでるものもございます。

　

ゴーシェナイトという無色のものもあり、こちらは最初に発見された地名の一部をとったものです。

サンコーでは色石の買取も行っています

サンコーでは石もデザインも買い取るを、モットーにしております。

どんな石かわからないものも、ぜひ一度サンコーへお持ちください。