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宝石のグループ分け

こんにちは、サンコーです。

　

世界三大〇〇や七不思議、四天王や七つの大罪など…あるひとつのジャンルについてもっとも秀でたものたちを、グループにまとめて称するのに使われる言葉がございますが、宝石の世界にも五大宝石・七大宝石・十大宝石というものがございます。

　

何を基準にまとめているかと申しますと、どうやら硬度や石の希少性、価値の高さや人気から決められているようです。

世界五大宝石とは

国によって十大宝石のラインナップは変わってきますが、

　

だいたいダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドの4つはどの基準でも不変ですね。

　

この4つにパール、アレキサンドライト、オパール、ヒスイのどれかが加わって五大宝石となります。

　

この辺は国や文化によって価値観が違うのですが、選ばれる観点としては

　

・オパールの唯一無二のプレイオブカラー効果

・アレキサンドライトの劇的なカラーチェンジ効果

・ヒスイは東洋では代表的な宝石であること、

・パールはそのスタンダードな普遍性

　

といったところでしょうか。

　

さらに上記の宝石のいずれか2つと、さらにそこにキャッツアイを加えたりして七大宝石と言ったりもします。

十大宝石とは

十大宝石ともなると少し複雑で、ここにさらにスターサファイアやスタールビー、ブラックオパールなどが加わるようです。

　

パールは正確には「石」ではないので外されてしまうこともあるようです。

　

絶対的な定義というのはほぼ存在しなく、その土地の民族の価値観に左右されていることがよくわかりますね。

貴石・半貴石

ここまでお読みいただいて、不変の四つの宝石であるダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドはどれも硬度の高い石だということに気が付かれたお客様がいらっしゃったら、さすがです！

　

硬度によっても宝石のグループ分けは存在します。

不変の四つの宝石は「貴石」と呼ばれます。

　

貴石は他にもありまして、硬度のほかには希少性、美しさを基準として選出されています。

こちらもやはり国や専門家によって基準は異なってくるようですが、以下の通りです。

　

貴石：産出量の少ない宝石

ダイヤモンド

ルビー

サファイア

エメラルド

アレキサンドライト

貴石：モース硬度が7以上の宝石

トパーズ

ジルコン

アクアマリン

キャッツアイ

トルマリン

ガーネット

ペリドット

硬度や貴重さは劣るが、その美しさから貴石と呼ばれる宝石

ヒスイ

オパール

半貴石とは

”半貴石”は貴石とされる宝石以外のすべての宝石を指します。

　

水晶

シトリン

ラピスラズリ

フローライト

瑪瑙

オニキス

ムーンストーン

スピネル

タンザナイト

などなど…

　

半貴石は硬度が7以下の宝石になります。

　

半貴石＝美しさに劣る、という意味では決してなく、貴石よりも希少で美しい宝石ももちろんたくさんあります。

宝石は誰の心にも等しく輝く

今日は宝石豆知識をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。

　

本当は、三大希少石もご紹介したかったのですが、長くなってしまったのでまたの機会にお話ししたいと思います。

　

宝石と一口に言っても硬度やその性質は宝石によって大きく違いますが、どの宝石も等しく美しい輝きを放ち、眺める我々の心を癒してくれたり、ときには勇気を与えてくれますよね。

　

宝石の話が大好きなサンコー鑑定士でした♪